株式会社厚木ミクロは、2024年5月に会社全体で避難訓練を実施しました。クリーンルーム1内からクリーンスーツ2のまま避難をする、通常業務中に非常事態が発生したケースを再現。当日出勤していた社員全員と社長を含む32名が、安全な避難経路の確認を行いました。「人災にしない全員安全」の意識づくりを目指します。
従業員のおよそ半数がクリーンルーム内で作業
従業員のおよそ半数が日中ほぼクリーンルーム内で業務にあたっており、外部へ脱出するにはいくつもの狭い扉を開けなければなりません。普段クリーンスーツでは開けることのない扉を、実際に開けて外に出るという動作を確認できました。
課題の抽出へ
一方で、暗くて安全に避難できない箇所があるなどの課題も見つかり、今後安全衛生委員会で対処していく方針です。クリーンスーツでの避難訓練の実施は、2005年以来であり、もっと回数を増やすべきとの意見もあがりました。
防げた事故を生み出さないために
2022年新潟で起きた工場内火災による6人の死亡事故は皆さんの記憶にも新しいと思います。原因は「非常扉が開けられなかった」「当日は火災要因の停電と夜勤の時間帯で真っ暗だった」「防災訓練に参加していなかった」など言われており、訓練の重要性を再認識させられます。
また、最近では、南海トラフ巨大地震や台風10号など災害情報を多く耳にします。厚木市でも8月9日に震度5弱の地震がありました。厚木ミクロでは、防げた事故を生み出さないために日頃から防災に対する取り組みを積極的に行ってまいります。
株式会社厚木ミクロについて
株式会社厚木ミクロは、神奈川県厚木市に拠点を置く「世の中にまだないものをつくる」開発者集団です。
1987年の設立以来、フォトリソグラフィーとエッチングという基礎技術による薄膜エッチングで、液晶ディスプレー、プラズマパネル、電子ペーパー、スマートフォン、有機EL……時代を代表する画期的な製品の開発に、技術パートナーとして参画してきました。2002年にISO9001、2008年にISO14001を認証取得しています。株式会社厚木ミクロは、品質・環境基本理念に基づき地域社会やお客様と共に電子と光の世界を構築し、情報コミュニケーションの未来に貢献します。